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 霧の釧路は寒かったです(笑) 7月なのに気温13℃!!!

 まあ実家も16℃でしたが(笑)
 
  スーパーおおぞらで車内販売の駅弁など食べてみました。

  中身は道内産食材による幕の内弁当です。思っていたより美味しかったです。ちなみにお茶の「うらら」もJR北海道限定商品です。

 北海道をほぼ3/4横断し、帯広を経由し5時間かかって(!!!)釧路に到着! 羽田に行くのとほぼ同じ!! 北海道いい加減にしろよ!w

  久しぶりの釧路駅。

 何年か前に出張で来たことがあります。その時より、通りはシャッターがおりてました。(平日なのに)

 札幌を除く道内都市はどこも似たような状況だと痛感。

 もうアタマの中ではヤイシャマネのテーマがエンドレスで鳴り始める。

 

 ホテルの窓より釧路港を望む。眼下に、会場の釧路芸術館がある。

  ココ。

  道立なんだ……。

  ミュシャ展もやってた。

  チケットです。デザインも素敵ですね。

 イラストは伊福部先生ご自身のものなんですけど、センスいいよなあ。芸術家ってなんでこう何事もセンスがいいんだろうか。

 センスがいいから芸術家になれるのだろうか。

  

 失礼ながら、演奏会の規模の割にはあり得ないくらいすばらしいパンフ。なんでも、印刷屋さんがサントリーのパンフに対抗したとか(笑)

  もちろん中身も充実。

 デザイン的にも洒落ている。
 
  

 寄稿は今井重幸先生、片山杜秀先生、他、東大教授の伊福部達先生(伊福部昭甥)など。

 今井先生の文章がとても短いのだが、2000字の依頼を200字と勘違いして、一所懸命短く書いたとか(笑)

 異彩を放つのが、有名な↑の五味旅館の写真があるが、右から2番目の方が美唄にご健在で、その方へのインタビュー。写真の人物の名前がすべて分かったとのこと。あと若き伊福部先生の林務官時代の様子が活き活きと語られている。

  玲先生と。

 演奏会の後、伊福部玲先生や、音更町教育委員会の南出さんに再会。懇親会へ誘われ、いつもながら図々しくも(^^;A  まぎれこむ。

 自己紹介とかあってドキドキ(笑) ただのお客なのに。。 (みなさま、本当に有り難うございました。)

  幣舞橋そば、石丸先生御用達(?)いわし屋の巨大茶碗蒸しとザンギ。

 (鳥の唐揚げとはちがうのだよ、鳥の唐揚げとは!)
 
  釧路名物のほっかむり寿司(だったかな?)、締め鯖と色付けした鱈の昆布締めをダイコンの薄切りで巻いたもの。ハモ(アナゴ)ご飯に、奥がヤマメのマリネ、手前がサクラマスのチャンチャン焼き。

 まさに地場の美味探求。ビールと日本酒が進みました!

  ピアノの川上先生と。私は酔ってますがww、川上さんは飲めないので酔ってません。その代わりご夫君がかなり酔っておられました(笑)

  ピアノの土肥さん、東京から来られた精神科医の清水先生、私、後ろ川上さん、伊福部先生二女の姜子さん。

  コンサートの初日が終わりご機嫌だった石丸先生。けっこう召しておられたので、翌日の厚岸は大丈夫だったのでしょうか?ww

  翌日、釧路駅にて。なんか珍しい石炭だそうです。

  旅情なんてもんじゃねーぞ。

  2時間ほどあったので、釧路湿原に行ってきました。
 
 脳内でヤイシャマネのテーマ再び鳴り始める。

 

 霧むせぶ釧路湿原。。。

 てか霧雨。寒い。

  ノロッコ号にも乗りました。

 ↑ 単線なんで釧路行きは逆走状態です。つまりこれは去るノロッコ号ではなく、釧路行きでこっちにバックで来るノロッコ号です。

 満席でデッキに立って帰りました(笑) 釧路から釧路湿原駅までは20分くらいです。

  社内で切符を買ったら(釧路湿原駅は無人)こんなものくれました。

  帰りは、奮発して、釧路駅でカニ弁当と焼きチクワなんか買ってみました。
 
  ウマー!(゜Д ゜ )

 
 さて、今回の音楽旅でもっとも収穫だったのは、伊福部先生の東京音大時代の最後の弟子(つまり伊福部昭最後の弟子)で北海道在住の堀井智則さんと知り合えたことでした。それもエピソードがありまして。

 堀井さんはわんぱく王子やVSデストロイア、それにピアノ独奏版の日本狂詩曲のアシスタントをした方です。

 私は名前だけは知っていて、演奏会場で石丸先生とお話ししているのを見かけ、もしやと思い声をかけたのですが、堀井さんは懇親会には来ずにホテルへ帰ってしまったので、ゆっくり話す機会はありませんでした。

 しかし! 帰りの特急でなんと通路をはさんで指定席が隣同士だったという! 歳は私の1つ下で、世代的にも伊福部体験がとても似通っていてたちまち意気投合、帰りの車中は伊福部談義で時を忘れるほど盛り上がりました。

 すると、私は暇つぶしにフローロスの 「マーラー 交響曲のすべて」 という藤原書店の本を持って行っており、行きの車中で読みふけっていたのですが、

 「その本を持っていた人、行きの汽車(電車のこと。北海道ではすべて汽車といいます。)にもいましたね。いまみたいに通路をはさんで、隣の席だったんですよ、ああこの人、ぜったい音楽関係の人なんだな、と思ってました」

 「こんな本持ってる人、そうそういませんよ」

 「アイスクリーム食ってました?」

 「食ってました、それ、おれ、おれだ!!www」

 そうなんです。

 私と堀井さんは、行きの列車でも通路をはさんで指定席で隣同士だったんです!!!ww

 そんな偶然、めったにねえ!!(笑)

 これはもう、

 伊福部先生のお導きとしか考えられない!!

 ということになり、さらに盛り上がりました。

 しかも家も、お互いに車で1時間くらいのトコロだったんですよ! もう北海道における伊福部啓蒙においてお互いに力強い味方を得たと、心を強くして、帰ってまいりました。



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