本当の敵は中国だ

 日本よ、こんな中国とつきあえるか?―台湾人医師の直言/林建良 


 本当の本当の敵は地味にアメリカ(を牛耳る勢力)なのだが、とりあえず同盟国だし利益もあるしケンカしても勝てないので、当面の脅威である中国を何とかしないといけないということ。

 少なくともこのままでは大磯教授の指摘通り、日本帝国はナチス以下の外道に仕立て上げられ、ホントは日本(有色人種同士のいさかい)なんかどうでもいい毛唐どもに今の日本人および今後の日本人へすさまじい悪イメージを植えつけられつつある。この件に関しては外務省は国賊の集合体なので当てにできない。われわれ名もなき民間人が少しずつでも啓蒙するしかない

 対韓について些少ながら親日派のための弁明弁明2や、日韓併合を読んできたところだが、やはり韓国(朝鮮)よりもその親玉の中国こそが重要な敵にして経済パートナーだと確信しつつある。物と物との交換の合間に「利」という実益や商売の理念を発見したのは古代商の国の人間であり、中国人は商人の大本だと思う。

 ただし、中国人、ついでに朝鮮人などとは、間ちがっても必要以上の 「友好」 を唱えてはならない。日本人の友好は彼らにとって服属の証であり、彼らの云う友好は服属の強要なのだから。連中とは 「健全な隣人関係」 で充分。隣の家やアパートの隣の部屋の人と、「お隣さんだから」 無理に友達になる必要はない。近所づきあいと友達づきあいは異なる。

 もちろんここでいうのは国家規模のことで、個人的に中国人や韓国人の友人を作るのとは次元の異なる話でもあるのでご留意願いたい。
 
 さてそのようなわけだが、たくさん専門書がある中でも読みやすく分かり易く、かつリアリティと示唆に富み、漠然と中国や台湾を観ている方は目からうろこがぼろぼろの書籍に遭遇したので、内容を紹介し、私の見解を少し交えつつ、ご一読をお奨めする。


第1章 台湾から見た中国および中国人―お人好しの日本人に中国人の凄さは理解できない(中国人はすべてお金に換算して考える本当は恐ろしい「医食同源」の思想 ほか)

 中国人は椅子とテーブル以外4つ足のモノは何でも食うとはよく云われることだが、日本人は諺のように思っている人が多いだろうが甘い。ホントに食う。人間だって食う。医食同源の本当の意味は、漢方の話でも美味探求でもなんでもなく、肝臓が悪ければ肝臓を、頭が良くなりたかったら脳を食うという発想のこと。サルの脳みそを食う地方があるというが、あれはゲテモノ食いではなく、食べると本当に頭が良くなる薬効があると信じて、なるべく人間に近いサルの脳みそを、なるべく新鮮なうちに生きたままドタマをカチ割って食う。そこに 「残酷」 とか 「かわいそう」 とか 「なるべく苦しまずに」 とか 「キモイ」 とかの感情が入るのが日本人であり、入らないのが中国人。そゆこと。

 いまメジャーニュースでも、中国人は処刑した囚人の臓器を人民軍(つまり国家)がらみで売りさばいているのが問題となった。アホ厚労省は 「衛生面に問題あり」 とかいう理由で、中国で臓器移植を受けないように指導しているようが、自分とこで基準が厳しく移植待ち患者から文句がくるのを、ラッキー中国で簡単にしてくれてる〜程度の認識しかないのだろう。

 中国人にとって死体はただの肉塊であり、利用すべき素材に過ぎないとは著者。食材にもなるし、売り物にもなる。死刑囚などでっちあげで、反体制派をしょっ引いては 「人民裁判」 で死刑にし、生きたまま臓器を摘出して(新鮮だしどうせ死ぬから)死体は証拠が残らぬよう素早く焼いてオシマイ。

 日本でも江戸時代は処刑場の人が副業で人の生き胆から丸薬を作っていたらしいが、本当の漢方の発想とはそういうものであろう。

 そこまでしても商売するし、死にたくないのが中国人で、「そんなことをするくらいなら死んだほうがマシだ」 という潔さを発揮するのが日本人、らしい。とにかく死生観が日本人と台湾人は元来似ているらしく、その意味でも、台湾人と中国人は根本から異なる民族であるという。


第2章 台湾から見た日本および日本人―争いを避けたがる日本人に平和は守れない(日本人は中国のペットになりたいのか?台湾で教えられた正反対の日本像 ほか)

 台湾において、台湾人である著者の世代は、国民党の教育による反日と、家においての親の世代の親日話とを同時に刷り込まれ、かなり分裂した対日観を有していたらしいが、日本に移り住んで20年にもなり、ほぼ親の世代の日本観が正しく、国民党(つまり台湾人ではなく中国人)の対日観はただのプロパガンダだと思うようになったらしい。

 日本人は世界でも有数の 「自然を愛し、生き物に敬意を払う、特に植物を大切にする」 民族だと著者はいうが、やはり神道の影響は大きいのだろう。自然豊かな狭い社会で、ただでさえ和を尊び、争いを嫌う島国精神(台湾人にも通じる)と、苛酷な環境や状況の中、自分が生き残るためには何でもする大陸精神とは対極を成すものであり、日本人の誠意や思いやり、言を尽くせば中国人もきっとわかってくれる的な、いかにも良くも悪くも日本人らしい発想は、中国にはそもそもナイから、絶対に通じない。

 日本人が誠意を見せれば見せるほど、中国人は日本人が自分を恐れて下手に出ていると解釈する。(小中華の朝鮮人も)

 まあそんなわけで、台湾を含めた東アジア諸国に云わせれば、中国に国力で対抗できるのは日本だけなのに、平和だの友好だの戦争反対だのという楽観論で中華膨張主義を日本が本気で食い止めようとしていないことに非常に危機感と苛立ちを覚えると、そういうことのようである。

 日本が憲法を変え再軍備をしたところで、いまさら拡張戦争などしてもなんのメリットもないのがわかっているのに、中国(ついでに朝鮮)が轟々と反対・批判をすると、ついついそれへ東アジア諸国は同調する。それは以下の2点しか理由が考えられない。

 中国が恐い
 
 日本が恐い

 中国というか大中華にとって日本など東夷でしかないが、戦争で1回も勝てず、あげくに経済では1/10以下。もう日本は見下しつつ憧憬するという、中国の対日観もかなり複雑であることには変わりないのだが、常に日中を天秤にかけねばならぬ東アジア諸国にとって、日本は中国に対抗するならする、軍門に下るなら下るでハッキリしてほしいというのが現実ではなかろうか。その中で著者は、当然ながら日本には中国を打倒してもらわないと、真の繁栄と平和は東アジアには訪れないとする。

 日本が恐いというのは、ホントに昔の日本軍の、米英と一時は対等以上に戦った精神力と戦闘力を恐れているということです。

 さて、極論すると日本は左翼が嫌がる云い方で云うと、「戦争ができる国」 になってこそ、痛みも伴う責任を担うことができる。「戦争のしない国、出来ない国」 が誇らしいという平和主義は、それはそれで結構な理想だが、戦争・対立うずまくこの現実世界に、あまりに無責任で、きれいごとで、現実に中国にあなどられ、中華覇権主義をくい止められないでいる。つまりそれは、日本は自らそのような事態に陥って喜んでいるドM国家だ、と。


第3章 台湾から見た台湾および台湾人―台湾は中国の一地方に過ぎないと自ら教育する矛盾(台湾人は漢民族ではなかった 台湾人と中国人の対日観の決定的な違い ほか)

 台湾人(本省人)は元から台湾に住んでいた人々で、かつては蛮族として扱われていたが日本統治後の教育により、差別されはしたがなんとか近代国家の恩恵に浴してきた。戦後、大陸から落ち延びてきた中国人(外省人)とは明らかに気質が異なり、遺伝的にも異なる民族である。

 つまり、台湾人は身も心も本来は中国人ではないが、長い国民党による反日中国化教育のせいで、台湾しか実効支配してないのに、中華民国領土はモンゴルまで含まれているという矛盾。
 
 そもそも本来、台湾人は南国気質でのんびりして恨み事を忘れてしまう気質がありそれも悪い。戦後、中国人があまりに台湾人を差別し弾圧するので反旗を翻した際、徹底的に弾圧され、3万人も死者行方不明者を出したことをきれいに忘れ、国民党を支持している。

 それも中国人と台湾人の気質の違いで、中国人は死者に敬意を払うなどという文化ではないので、残忍で強権的で、人殺しにためらいは無く、いつまでも恨みを持ち、必ず復讐する。(儒教にもよる。小中華の朝鮮人もそう)
 
 ちなみに靖国神社で珍奇な踊りを披露した反日台湾国会議員、の言動には、特に日本語世代の老人たちが怒り心頭であり、総理大臣の靖国参拝反対200人署名も、名前だけ集めたり署名したらカネがもらえるとウソをついて署名をさせたりしたものとのことで、老人たちは怒り狂って、反対署名200人を批判する300人署名を集めると息巻いた人もいたとか。台湾では戦後長く本省人の戦死者をお参りすることは許されず、日本人が代わりにお祭りしてくれているという意識が強く、志願だった高砂義勇兵も強制的にどうのとか云われるだけで侮辱されたと思っているらしい。

 高金素梅は本名は金素梅で、大陸から流れてきた中国人の子孫であり、父親は国民党軍人だったというから正体がしれている。母親は本当に高砂族(タイヤル族)で、その名前の高をくっつけて奇妙な名前になっている。先住民族枠で当選しておいて台湾と日本を裏切り続ける中国のスパイである。

 著者が云うには 「エセ台湾人」 とのこと。


第4章 悪の元凶・中国帝国主義はこう潰せ!―真実を中国人に教えれば中国は内部崩壊する(中国への甘い期待を捨てる アジアの覇権をめぐる日本・台湾vs中国の戦い ほか)

 さて、そうなるといかにして中国をぶっつぶすかというと、なにもヤクザ相手に戦争をしかけても意味がない。それよりもカンタンに中国はぶっ倒れる。

 それは人権問題の追求である。

 北朝鮮もそうなのだが、日本国内の人権派のエセ人権派たるゆえんは、くだらない国内のしごくまとうな指摘を差別だ人権侵害だと大騒ぎするくせに、憧れの北朝鮮と中国の甚大な人権侵害についてはまっったくスルーを決め込むこと。

 特に中国人は伝統的に人権という概念は無く、チベット問題、ウイグル自治区問題、臓器密売問題、言論統制問題、天安門事件問題、まあざっとおもいつくままに述べてもこれだけあって、中国に靖国がどーのこーのとブーブー云われたら、これを追求しない手はないのに、日本政府は何を握られているのか、まるでスルー。

 それは日本精神に反するのではないか。

 台湾人の著者はそれを悔しがる。

 日本はいまこそ台湾と手を組み、中国と対抗しなくてはならない。クレヨンしんちゃんの事例(中国のニセシンちゃんが中国で先に商標登録してしまったために、日本の版権者である双葉社が、中国ではシンちゃんグッズを売れなくなったという、驚天動地の事例。)を見ても分かるとおり、中国など本質的に人外の地であって、日本人の常識が通じる場所ではない。中国にいそいそと出かけた日本企業は、みな痛いめを見ている。それは日本人も甘いのだが、中国人の性善説を信じているばかりか、彼ら(一般人というよりむしろ権力者)が共産主義者であるということも加味しなくては、中国とはつきあえない。

 いや、つきあう必要はない。あの傲慢な中華帝国は、いつかぶっつぶさなければならないし、中国という国は、古代よりそうして何度も国がつぶれては統一されてきた経緯がある。今回も、そうなるだけであるが、そうなるのをただ日本は座して待つのは愚かであり、積極的に関与して、日本は責任を持って国際社会に貢献せねばならない。

 中国の数々の深刻な人権問題を真剣に国連等で追求すれば、中国はおのずと崩壊するのに、世の責任ある先進国がそれをしないのは大いなる偽善と著者は憤る。


第5章 台湾の独立は日本の国益につながる―国民党政権の誕生は日本の悪夢の始まり(反日派を助け、親日派を挫く日本 国民党政権なら台湾は中国に傾く ほか)

 日本はいま真剣に核武装を論議しなくては中国に対抗できない。なにせ、中国には既に核ミサイルが日本に向けて800基もじっさいに装備されている。そんな銃をつきつけられた友好などはありえない。日中友好で中国が靖国をブーブー豚のように云うならば、日本は中国に少なくとも日本を標準から外せ、と云わねばならない。しかしそんなことをしたら外務省のチャイナスクールどもは、中国政府から見捨てられ、出世できなくなるから、ぜったいに政府に云わせないのだろうが。

 中国は台湾を併呑しようとしている。武力を使っても良いが、それではアメリカもさすがに黙ってはいない。そこで中国をまず国民党を支配下に置き、国民党に政権をとらせる。すると合法的に中国と交流ができ、大量の中国人が台湾にやってきて、台湾の政治に関与し、台湾は労せずして中国の配下になる

 そうなると日本はおしまい。

 もちろん台湾もおしまい。

 ここにお互いの利害が一致する。いまこそ日台が連合して中国に対抗し、大東亜共栄圏は無理にしても、日台交易政治連合を形成して、アジアの発展を牽引しなくてはならない。

 間ちがって、中国がアジアの覇権を入手したならば、中国以外の国は中国へ隷属するだけになる。つまり中華主義。中国の本質は昔も今もぜんぜん変わらない。日本も本来そうでなくてはならないのに、中国より発展して強いから、中国はずっとムカムカしている。

 中国の敵は、世界に日本しかない。

 中国の友好は、日本は黙って云うことを聴け、ということを意味しているのを、日本は常に肝に命じなくてはならない。

 ちなみに小中華の姦国様も、同じことを云ってますwww



 前のページ

 表紙へ